生殖技術と親になること 柘植あづみ著 進展黙認する社会に警鐘 - 日本経済新聞

子どもが欲しい、と願いながらその望みが自然な試みではかなわなかったとき。カップルは絶望の先に、不妊治療という希望を見つける。20世紀後半から世界で普及した体外受精などの生殖技術は、不妊に悩む人々に救いの手を差し伸べてきた。ではその技術を使って「親になる」とはどんな経験なのか。本書で描くのは当事者の葛…